京都国立文化博物館へ
「紅板締~庶民の生活を彩った染織~」を見に行ってきました。
展示の詳細は以下をご覧ください。
http://www.bunpaku.or.jp/exhi_shibun_post/beniitajime/
川上学園で西洋服飾史を担当いただいた、野上俊子先生が京都府に寄贈された
貴重な資料が展示されるということで、拝見しに行ってきました。
長年研究された
江戸後期から明治期にかけて盛んに行われ染色技術のひとつである
「紅板締(べにいたじめ)」の貴重な資料が多数展示されていました。
実際に使用された、型板と枠。
鮮やかな紅色で染められたものは、下着として利用されたものが多く
小袖の脇から見える、隠れたおしゃれ着として着用されていたようです。
日本人特有の美意識でしょうか、そのものを全面に押し出すのではなく
こそっと見せる「粋」なあしらいの素敵さを感じられる展示でした。
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