次々と台風が来て、不安定な空もようですけれど どなたさまもお元気でしょうか?
1931年頃の世界情勢は不穏でした
上海事変が勃発して 母は四人の子供を連れて日本の母の実家(綾部)へ帰りました。
その頃のことは写真や大人のお話を聞いて知り得たことしか記憶にありません
上海で頂いたベビーセットは大切に仕舞われていました 綾部での生活は一年で終わり 父の勤務地 満州の新京(長春)へ引越しました
乳幼児だった私を連れて母は大変だったと思いますが二人の姉と兄の写真を見ると仲々おしゃれな洋服を着ています サイズもピッタリ!
高校生の頃に母は聞きましたら 新京にはロシヤ人の洋服屋さんが有って しっかりとした仕立ての英国風の服が有り注文もできたと話してました
私が3才位から着せて貰ったお気に入りの服は アイボリーのブラウス 軽くて暖かい特別ピラピラしたものなど 何も付いていないデザインでした
その上にいつも来ていた真赤なジャンパースカート、前後のヨークに切り替え線が有りその下にビシッとプレスの効いたプリーツが3本、両脇にセットインポケット
不思議に少しずつ大きくなる脇達で6~7才頃まで着ていました
ロシヤ人の仕立屋さんに直して貰ってたんだと思います
セーターは水色の中細位のクロセットで”ハイゲージ”のメリヤス編み 胸にチッチャなフラップが一つ3色(だったと思います)のきれいな糸でストライプ刺しゅうがしてあり この飾りが大好きでした。
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